update : 2022.05.17 

Operation Table 

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artist-in-residence / alternative space
Operation Table
has been inaugurated in April, 2011




News

田中奈津子アーティスト・トークの動画をアップしました。5月22日開催のオンライン・トークのコメントをモデレーターの羽鳥悠樹さんから寄せていただきました。

展覧会のお知らせ

隔離された絵画 - Lukisan Yang Dikarantina
会期:2022年4月22日(金)~6月12日(日)
会場:Operation Table
北九州市八幡東区東鉄町8-18 
金土日 11:00~18:00 オープン
月~木は前日までに電話 or メールで要予約。
Tel;090-7384-8169
email; info@operation-table.com



2020年3月まで京都を拠点に活動してきた田中奈津子は、その4月、COVID-19が世界中に蔓延する只中、家族の事情でインドネシアへ居を移しました。それから2年、なんどか実家のある北九州市門司区へ帰国を試みましたが、2021年4月と8月に一時帰国が実現、それでも4月は実家に戻ってからの隔離期間があり、8月の日本到着後、成田のホテルにてと9月にインドネシアに戻ったときのジャカルタのホテルでの隔離期間がありました。田中はその隔離期間中に「隔離された絵画」と題して、作品や制作情景をON LINEで配信しています。今回の展覧会ではそれら隔離期間に制作された作品を中心に、Operation Tableのギャラリーを、隔離期に追想したジャカルタの環境や隔離されたホテルの空間に見立てた展示を行います。
この展覧会にあたっても一時帰国が実現、4/23にはリアルとON LINEの両方で田中奈津子のトークが行われます。ON LUNEでは、Instagramアカウント@lukisan_yang_dikarantinaにてライブ中継します。

   

関連イベント
4月23日(土) 14:00ー16:00
田中奈津子アーティスト・トーク
「隔離された絵画とコロナ禍にインドネシアで見たものについて」




5月22日(日) 13:00-15:00
オンライン・トーク


田中がコラボレーションしたインドネシアのコレクティヴGrafis Huru Haraを招き、コレクティブの活動や今回の共同制作のプロセスについて語っていただきます。
登壇者:Grafis Huru Hara
    田中奈津子
モデレーター:羽鳥悠樹
参加方法:以下のURLより、参加登録をお願いいたします。
https://forms.gle/u74WNWvuwDSdQfPW8
定員:現地 Operation Table 15人
   オンライン 30人

「平面に結ばれる交流プロセス―Grafis Huru Haraとノンクロン!」 羽鳥悠樹

画家田中奈津子は、北九州で生まれ、長く京都で制作・発表をしてきた。近年取り組んできた「ANDROGYNOS(両性具有)」シリーズに見られるように、田中はヨーロッパにおける近代絵画史の文脈を踏まえ、絵画平面上の新しい表現を探求し、具象と抽象のその先を模索していた。
ところが、家族の都合で田中は突如インドネシアに渡ることとなる。世界中を襲った新型コロナウイルスの感染拡大も重なり、周囲の環境は何重にも変化した。渡尼後の活動は、Instagramを利用した展覧会の発信やトーク・イベントの開催、インドネシア人画家へのインタビューなど、一見、人との繋がりを求めるような活動が増えたように思われる。しかし、実は以前から田中は陶芸家などと分野を超えた共同制作を行ってきた。そのような性格が、インドネシア人の人懐っこさによく馴染んだのかもしれない。そのままインドネシアの人の輪に吸い込まれるように、首都ジャカルタで版画を制作手法の中心とするコレクティヴGrafis Huru Haraと出会い、共同制作が始まった。
本トーク・イベントでは、田中が共同制作をしたコレクティヴGrafis Huru Haraを迎え、まずコレクティヴの活動について紹介してもらい、その後今回の共同制作について、田中とGrafis Huru Hara双方にそのプロセスなどについて語っていただく。


展覧会にあたって   田中奈津子

2020年に新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、インドネシアへ飛び立ちました。
自分自身もこの国も、戸惑いながら新しい生活が始まりました。
感染状況を受けて規制や緩和が繰り返され、日々の暮らしも影響を受けました。
また二カ国間を往復するたびに隔離措置があり、外界から遮断された空間で過ごすことになりました。
その空白の時間と空間に描いた絵を、2021年を通じて北九州市門司区の自宅、成田空港近くの隔離ホテル、ジャカルタの隔離ホテルの三カ所からオンライン上で「隔離された絵画-Lukisan Yang Dikarantina」というタイトルで発表しました。
この度のリアル展示でその作品やアーカイブを展示し、改めて私及び私たちに何が起こったのかを見つめ返したいと思います。

インドネシアに移住してからの一連の活動が、インタヴュー記事としてギャラリー・パルクのwebsiteにまとめめられています。ぜひこちらもご覧ください。
https://galleryparc.com/pages/artist/tanakanatsuko.html




※終了した展覧会については、トップ・メニューの【exhibition/・past】にまとめています。




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写真家、山本糾さんの「ミシンと蝙蝠傘」です。「ミシンと蝙蝠傘」は2017年Operation Tableで開催された山本糾さんの展覧会タイトルであり、その中心となった出品作でした。印画紙にプリントされたモノクロ写真を屋外に設置する方法をずっと検討して2年が経ったのですが、このたび彫刻家、古賀義浩さんの製作したガラスフレームに入り、設置も古賀さんにやっていただきました。カラフルな素材や筆跡も残る壁画の中に、モノクロームの硬質な写真作品が加わり、外壁ギャラリーも一層バラエティに富んだものになりました。みなさま、通りすがりに、また展覧会やイベントにおいでの機会に、ぜひご覧ください。

 
山本糾「ミシンと蝙蝠傘」(右図)が仲間入りしたOperation Table外壁右中段



11月のイベント
大久保かおり+末森樹×山福朱実 Live


Operation Tableでは展覧会やLIVEでお馴染みの末森樹(Gt.)×山福朱実(Vo.)のユニットに、バンドネオンの大久保かおりさんを迎えます。タンゴの名曲が飛び出すかも…乞うご期待!!

 日時:2019年11月30日(土) OP.18:30 ST.19:00
 料金:¥2.000 (1Drink付)/要予約
 予約:email; info@operation-table.com  phone;090-7384-8169


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10月QMACセミナーのお知らせ

  
10月23日(水)、もと目黒区美術館学芸員の降旗千賀子さんをお迎えし、お話を伺います。ながく目黒区美術館学芸員として活躍された降旗さんは、数々の名物展覧会を手がけ、ワークショップの典型を創り、多くの著作を残していらっしゃいます。今回はそのような業績の中から北九州にちなんだ話題を選び村野藤吾建築について語っていただきます。2015年に「村野藤吾の建築 模型が語る豊饒な世界」を目黒区美術館で企画・開催、降旗さんは事前調査で度々、村野建築がたくさん遺っている山口・北九州を訪問されています。Operation Tableではこのところ展覧会関連のパフォーマンスやWS、ライブが続いていたので、ひさしぶりのQMACセミナーとなります。いつもと異なり、 平日のセミナー、開始は18:00となります。よろしくおねがいします。

第30回QMACセミナー  終了しました
日時  2019年10月23日(水) 18:00~
講師  降旗千賀子
テーマ 「村野藤吾建築 西日本見て歩き」
会場  Operation Table
参加費  1,000円(学生500円)

QMACセミナーでは終了後に、講師を囲んだフリートーク&お茶の時間がもたれます。合わせてご参加ください。

また今回、降旗さんは10月22日(祝・火)、大分県立美術館で開催の「江戸浮世絵の黄金時代 The Ukiyo-e 歌川派―豊春から国芳、広重まで」展関連イベント「浮世絵に見る色材の魅力ー透明と不透明」という講演のため、大分・福岡においでになるのでした。http://www.opam.jp/exhibitions/detail/503
遠方から大分へいらっしゃる方は、北九州へも足を伸ばしてOperation Tableへお立ち寄りください。またQMACセミナー前日に余裕のある方はぜひ大分へもおでかけください。






♬中川五郎 Live at Operation Table♬


フォークシンガーにしてディランやブコウスキーの翻訳、音楽評論でも知られている中川五郎さんがOperation Tableに!
歌手デビュー52年の足取りをまとめた『七〇年目の風に吹かれ』(平凡社)を出版したばかり。
https://www.heibonsha.co.jp/book/b451509.html
http://nekoyanagioffice.blog.jp/archives/65949215.html
今回は歌に加えてトークもお楽しみください。

出 演:中川五郎、末森樹×山福朱実
日 時:2019年8月20日(火) 
    開場18:30/開演19:00
参加費:2.500円 (ドリンク付)/要予約
  *終演後パーティ参加飲食は+500円
予 約:info@operation-table.com
    093-651-1215/090-7384-8169
会 場:北九州 八幡・ Operation Table
    北九州市八幡東区東鉄町8-18
*ギャラリーは駐車場が少ないので、乗り合わせるか、公共交通機関をお使いになっておいでください。

*Facebookイベントページ↓
https://www.facebook.com/events/352473905425613/


MOJIKO ART PLATFORM at OPERATION TABLE


この度、オペレーション・テーブルにて、7月27日・28日の2日間、企画担当の岩本史緒さんにMAPの紹介展示&トークをおねがいしました。

《日時》
展示:7月27日(土)28日(日)13:00-18:00
トークとおやつ:7月27日(土)15:00-16:00くらい

《会場》
オペレーション・テーブル(北九州市八幡東区東鉄町8-18)

門司港アートプラットフォームは、門司港を拠点に様々な人が行き交うプラットフォームをつくる活動をしています。 門司港アートプラットフォームの名前、ちょこちょこ耳にするようになったけど、具体的にどんなことしているの?という方、ぜひこの機会に足をお運びいただければ幸いです。展示期間中は随時MAPメンバーが在廊します。8月末からは、今年度の「玄関口プロジェクト」が本格始動。色々な方に参加いただきながら行う作品創作も始まりますし、他にも随時多様な地域リサーチ・プロジェクトが動いています。ゆるやかに地域やアートや"小さな歴史"に関心をお持ちの方にお立ち寄りいただき、おしゃべりしながら今後の可能性を模索できればと思います。

展示では、MAPの概要や、3年企画で行っている「玄関口プロジェクト」を通し行ってきた門司港のフィールドワークの蓄積をご紹介する他、門司港の方々から伺ったお話を元につくる「門司港博物館」や今調査中の「文字ケ関人形」についてもご紹介します。
https://www.facebook.com/events/438855963366559/








第29回QMACセミナー
2019年4月28日(日) 14:00-16:00
講師 川浪千鶴 (インディペンデント・キュレーター)
テーマ 「高知の現場を語るー女性・アート・地域」
会場 Operation Table
参加費 1,000円(学生500円)

川浪さんはちょうど1年前、高知県立美術館学芸課長を退任され福岡へ戻ってこられました。7年間在任された高知でのお仕事や見聞記を語っていただきます。
QMACセミナーでは終了後に、講師を囲んだフリートーク&お茶の時間がもたれます。合わせてご参加ください。






2018年11月23日、Operation Table外壁に新しい作品が加わりました。古賀義浩さんの石板レリーフです。いつもは水平線や山の稜線を思わせる抽象的な1本の線が走っている古賀さんの石板レリーフ、ここでは他の壁作品と同じく、手術台+蝙蝠傘+ミシンをテーマにしているので、手術台から浮き上がったミシンから青い糸の刺繍が縫いだされているような蝙蝠傘をかたどった線、曲線をつなぐために、きちんと並んでいる石板も不連続多方向につながっています。お近くまでいらっしゃる方はぜひお立ち寄りご覧になってください。



2018年12月から2019年2月までのセミナーをご案内します。

第26回QMACセミナー
2018年12月23日(日)14:00-16:00
講 師 長尾萌佳(行橋市増田美術館学芸員)
テーマ 「赤瀬川原平と1968年」
会 場 Operation Table
参加費 1,000円(学生500円)

2018年12月1日(土)から北九州市立美術館分館にて開催中の「1968年 ―激動の時代の芸術」に関連して、出品作家の一人、赤瀬川原平を研究してきた長尾学芸員に、赤瀬川原平を取りまく1968年の状況について発表していただきます。

【第27回QMACセミナー】
2019年1月27日(日)14:00-16:00
講 師 後藤新治(西南学院大学教授)
テーマ 「ルオーの道化師における『聖なるもの』」
会 場 Operation Table
参加費 1,000円(学生500円)

2018年12月16日(土)から北九州市立美術館本館にて開催中の「ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」監修者である後藤さんは、 北九州市立美術館でも「“礼拝堂=美術館”アッシー教会とルオーのステンドグラス ̶1950年代の『聖なる芸術』をめぐって」という内容で講演なさいます。これに対してQMACセミナーでは「聖なる芸術とモデルニテ」第2部ともいうべき「ルオーの道化師のおける『聖なるもの』」についてお話ししていただきます。

【第28回QMACセミナー】
2019年2月16日(土)14:00-16:00
講 師 御前明洋(北九州市立自然史・歴史博物館学芸員)
テーマ 「地層と化石の美 ~その学術的意義と研究~」
会 場 Operation Table
参加費 1,000円(学生500円)

御前学芸員はいのちのたび博物館として知られる北九州市立自然史・歴史博物館の地層担当学芸員です。今回のセミナーでは、北九州の地 層について様々な話題を紹介していただき、また専門でいらっしゃるアンモナイトのお話をうかがいます。

QMACセミナーでは終了後に、講師を囲んだフリートーク&お茶の時間がもたれます。合わせてご参加ください。

10月13日-27日で開催した「ああ!愛しのメキシコスープ!II」の展評を福岡アジア美術館国際交流コーディネーター、岩本史緒さんに寄せていただきました。

11月23日(金)に壁の作品がひとつ新たに設置されます。古賀義浩さんの石板レリーフです。ただ今絶賛制作中なので、まだどんなものになるのか???ですけど、乞うご期待。すでにある壁の作品たちと同じく、手術台とミシン+蝙蝠傘がテーマです。古賀さんが以前から制作発表してきた石板レリーフのタイプの作品となります。公開設置と記念トークをご案内します。
2018年11月23日(金・祝)
13:00 公開設置
14:00 記念トーク 古賀義浩
16:00 レセプション
場所 Operation Table
参加費 500円(レセプションは+1,000円)

     
古賀義浩さんは2016年に開催された「行雲流水 青木野枝+古賀義浩」@Operation Tableの展覧会アーティストです。 http://operation-table.com/koun.html






🔶QMACセミナーのお知らせ

第24回QMACセミナー
2018年5月19日(土) 15:30-17:00
講師 白川昌生(美術作家・群馬在住)
テーマ  「彫刻の問題」から「芸術と労働」まで 近刊の著作と展覧会活動について
場所 Operation Table
参加費 1,000円


白川昌生は北九州生まれ、群馬在住の美術作家。作品を発表する展覧会活動と並行して数々の著作も出版されてきました。今年3月に共著ではありますが「芸術と労働」が刊行されたところです。白川の著述活動は、美術制作や展覧会活動と深いつながりを持っています。とくに前著の「彫刻の問題」では、2016年あいちトリエンナーレの機会に関連企画で3点が発表され、その後2017年の鳥取県立博物館「誰が記憶を所有するのか」に出品され、同年群馬県立美術館では出品を予定された3点中の1点《群馬県朝鮮人強制連行追悼碑》が出品取消しとなり、今度は現在群馬県渋川のコンセプトスペースで「白川昌生ー消された記憶」として再び全面展示が実現した3つの戦争の記憶にまつわる記念碑の問題が語られています。今回のセミナーでは、それらの作品展示をめぐって「彫刻の問題」から「芸術と労働」までの著述と美術制作の往復活動についてお聞きします。
http://www.conceptspace.jp/exhibition.html

トーク開始はいつもより遅く中途半端な時間帯ですが、お間違えなきよう。当日は北九州市立美術館で開催が始まる「森山安英 解体と再生」の初日にあたることから、美術館会場にて14時に担当の小松学芸員によるギャラリートークが行われます。QMACセミナーにおいでの方は、ぜひ北九州市立美術館を廻ってから後がよいかと、この時間に設定しました。
http://kmma.jp/honkan/exhibition/2018_moriyama.html

QMACセミナーでは終了後に、講師を囲んだフリートーク&お茶の時間がもたれます。また今回は出版記念トークでもありますので、その後懇親会へと引き続くことになっています。合わせてご参加ください。

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(図版キャプション)
1.「芸術と労働」水声社 2018年
2. 「彫刻の問題」白川昌生、金井直、小田原のどか 共著 トボフィル 2017年
3. 出品取り消しとなった《群馬県朝鮮人強制連行追悼碑》
4. コンセプトスペース「白川昌生 消された記憶」から「群馬」
5. 同上 「長崎」
6. 同上 「鳥取」



第23回QMACセミナー
2018年3月23(金)15:00-17:00
講 師 福島勲(北九州市立大学 仏文学・文化資源学)
テーマ 文化資源学遠足篇
場所  Operation Table
参加費 1,000円

 福島勲さんは、2011年から北九州市立大学の教員として、ジョルジュ・バタイユをはじめとするフランス文学と、もう一方、文化資源学を研究対象にしてきました。「文化を根源に立ち返って見直し、資料群から多様な観点で新たな情報を取り出し、社会に還元すること」を目指す文化資源学は、北九州では耳慣れないまだ新しい学問領域です。今回のセミナーでは、その「文化資源学ってなに?」というアプローチから、最新の研究成果や文化資源学的に見た北九州についてまで、お話しを伺います。フィールドワークを「遠足」と称する文化資源学会にならって、福島さんに北九州での仮想遠足を引率していただきます。
 QMACセミナーでは終了後に、講師を囲んだフリートーク&お茶の時間がもたれます。合わせてご参加ください。