artist-in-residence / alternative space
Operation Table
has been inaugurated in April, 2011
News
QMAC企画からの第三弾となる黒岩恭介著『フランク・ステラ さまざまな視点から』を発行しました。
ここをクリック
終了して1年余りが過ぎた展覧会ですが、昨年6月23日から8月27日まで開催していた「林檎と蜜柑の数え方」の展評に替えて、東アジア現代美術研究者の藤田千彩さんによる三津木晶さんへのインタビュー記録を公開しています。
なお藤田千彩のインタビューは22,000字に及ぶ長いものでしたので、ホームページ掲載用には短縮版を、フル・ヴァージョンはリンクを張ってお読みいただけるようにしています。
このたびQMAC企画から『高松次郎インタビュー記録集』を刊行しました。
黒岩恭介「フランク・ステラ、思い出すことなど」を掲載しました。
「アキレスと亀と旅ねずみ」展の展評を佐賀大学の花田伸一さんに寄せてもらいました。
「NAGABー長崎からのアール・ブリュット」ご案内します。
NAGABー長崎からのアール・ブリュット
会期:2024年8月23日(金)−9月23日(月・振休) 入場無料
金土日 11:00-18:00 月~木は前日までに要予約:
TEL;090-7384-8169 email; info@operation-table.com
ただし
9/14(土)・15(日)・16(月・敬老の日)11:00~18:00オープン
9/21(土)・22(日・秋分の日)・23(月・振休) 11:00~18:00オープン
出品作家:犬塚弘、坂口倫太朗、城瑠那子、原塚祥吾(以上長崎から) 田中康弘(北九州)、イブ(下関)
公益財団法人北九州市活性化協議会1000人の夢基金助成
左から[会場風景][イブと田中康弘の展示風景][城瑠那子の作品]
3点とも[原塚祥吾の作品]
左の2点[犬塚弘の作品]右端[坂口倫太朗の展示ヴィデオ]
三点とも[イブの作品]
左から[オペレーション・テーブルのミシン台上のイブ作品][田中康弘の作品]
Operation tableでは2016年以来、毎年一度アール・ブリュットの作家たちを地域を限定して特集してきました。今回は長崎県内で活動する作家たちのものに加えて北九州から特別参加の2名を加えた6名による展示となります。2020年長崎県立美術館で開催された「アール・ブリュットー日本人と自然in九州」展と、2022年諫早市美術館を会場とした「アール・ブリュットフェスティバル2022」に参加した作家たちから選ばれたものです。犬塚弘の作品は、お酒の瓶をラベルの文字や絵もそのままに大きく写した絵、坂口倫太朗は絵巻物のように横につないだ紙に長々と続く「動物の行進」、城瑠那子は、小さなヒト型が画面いっぱいに並ぶ作品が壁をうずめます。原塚祥吾の作品は手描きの地図ですが、手術台の上に図面のように広げて、空から地上を見下ろすような俯瞰図として展示されます。北九州市障害者芸術祭でおなじみの田中さんは身の回りの生活風景や動物たちを描写した絵、イブさんはビニールタイで作られた動物や植物のオブジェです。この6名でダイナミックな会場があらわれます。どうぞお楽しみにご来場ください。
会期中イベント
8月25日(日) 13:00ー17:00
坂口倫太朗+城瑠那子 ライブペインティング
お二人が会場にて制作を公開しています。
参加費:無料
9月8日(日) 13:00~16:00
イブのビニールタイ・ワークショップ
イブさんと一緒にビニールタイでお花を作ります。
参加費 500円
このほかタナカさんも会場にいらっしゃる日が決まったら会場にて公開制作しますので、追ってお知らせします。
ライブペイティング 坂口倫太朗さん
ライブペインティング 城瑠那子さん
ライブペインティングに飛び入り参加 田中康弘さん
城瑠那子さんは来場者の似顔絵も描いた
イブさんのワークショップ
イブさんが、ビニールタイで珍しいマンゴスチンを作ってOperation Tableへプレゼントしてくださいました。
紅い皮を剥くと(開くと)マンゴスチンは蝙蝠に変身❢ こうもり(傘)はOperation Tableのシンボルだからね! イブさん、ありがとう。
9月15日に予定はなかったのですが、犬塚弘さんがご友人らと長崎からいらっしゃいました。着くやいなや会場をひと目見渡した後、早速ノートとカラーペンを取り出し、何やら描き始めたとおもったら、オドロキ‼️ Operation Tableから車で15分ほど近くに溝上酒造があって「天心」という北九州ブランドの日本酒を出しておられますが、その「天心」の酒瓶がいきなり犬塚さんの手先から紙の上に現れたのです❢ さっそく会場に展示しました。
関連イベント
2024年9月22日 15:00~ 16:30
ギターx2+歌・おしゃべりのライブ「ART BRUTによせて」
出演;末森樹+ぜち+山福朱実
参加料 2,000円 終了後、打ち上げ会もあります。(500円+ドリンク料)
みなさま展覧会にあわせて、珍しい顔合わせのライブにも、どうぞおいでください。
FUK-CHIK BRUT(2020)での山福朱実+末森樹 山福印刷工場跡オープニング(2023)での末森樹+ぜち
昨年、QMAC企画から刊行された『アーサー・ダントを読む』に続き、QMAC企画第2弾となった黒岩恭介著『コンセプチュアル・アートの三人』を発行しました。
2023年11月29日で終了した「やはたアートフォレスト 2023~パレットの樹~関連企画 遠賀川神話の芸術祭2023~石炭と鉄/山本作兵衛✕青木野枝」展のために、上野朱さんから作兵衛翁を詠った「作兵衛升歌」「栓友-作兵衛・タツノの場合」の2篇とその解説、また落合朋子さん(北九州市立美術館学芸員)から展評を、そして青木野枝さんから、急遽開催が決まった展覧会への思いを綴ったエッセイを寄せていただきました。
第36回、第37回のセミナーをご案内します。
第36回QMACセミナー
宮本初音「ART BASE 88から送る福岡アート事情」
日時:2024年1月28日(日)17:00~
場所:Operation Table
参加料:1,000円(ドリンクあり)
宮本初音さんは先日1月8日にArtist Cafe Fukuokaで開催されたトークイベント「まちとアートプロジェクトの関係性」に参加、ミュージアムシティ天神の準備段階から10年間の展開を中心とした福岡アート事情を報告されました。今回はその続編ともいえる紺屋ビルでのART BASE 88での活動、六本松のArt House 88 移転開設以後の活動を主に、福岡アジア美術館のA.I.R.にコーディネーターとして関わっていることについてもお話を伺います。
トーク終了後もtea or wine+food などで初音さんを囲んでおしゃべりを続けます。
第37回QMACセミナー
山本聖子『白、シロ、黒、赤、そして緑-産業近代化の果てに辿り着いた不自由な身体について』
2024年2月9日(金)ー2月12日(月・祝)11:00~18:00 入場無料
アーティスト・トーク 2月11日(日) 14:00~15:30 トークのみ参加料1,000円
朝日新聞文化財団助成事業
山本聖子は2023年福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンスに参加し、製鉄産業の現場や老朽化した51C団地などをリサーチ、映像インスタレーション「白色の嘘、滲む赤」を発表しました。それは画一化された近代的住宅環境で育った山本の原風景とつながるものでもありました。このセミナーでは、その記録映像を上映するとともにリサーチの過程で得た記録資料や制作したドローイングを展示し、レジデンスの成果を交えた今後の方向を探るものとなります。
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幼少時代から育ったニュータウンという安心安全な環境は、私の身体を漂白するように無機質なものにし、身体が本来持つ赤さを忘れてしまったように思います。それは個人的な感覚だけでなく明治以降の産業近代化の歴史と地続きではないかと考え、制作をしています。私にとって「白・シロ・黒・赤」はこの世界を表す重要なメタファーです。さらに「緑」も最近になって少しずつ入るようになりました。色を通じて身体と社会の関係について考えます。(山本聖子)
第35回QMACセミナーのお知らせ
第35回QMACセミナー
松野真知トーク「ドクペルーの映像作品制作に参加して」
福岡アジア美術館の「アーティスト・イン・レジデンス事業」として、来福したペルーの映像ユニット・ドクペルー(ホセ・バラドさん、ヒメナ・モーラさん)が制作した「緑よ、私の愛する緑」は、美術家、松野真知さんの実家がうきは市で営む松野牧場の日常を記録したドキュメンタリーです。今回のQMACセミナーでは、ドクペルー映像制作に参加した松野の話を聴きます。またその貴重な映像作品を3日間上映し、その機会に酪農業に携わりながら美術制作を行う松野の近作も展示されます。ドクペルー映像制作に参加することで作られたものをはじめ、今夏の線状降水帯によって起きた牧場の出来事についてのインスタレーションとなります。また松野がOperation Tableでの展覧会「とらんしっとー世界通り抜け」(2012)と「漂着」(2015)に参加した際に行ったパフォーマンスの映像「Milk to Butter」「Transit of Milk」「窓/乳」もご覧いただきます。
2023年12月1日(金)・2日(土)
12:00~, 14:00~, 16:00~「緑よ、私の愛する緑」上映(25分) 入場無料
2023年12月3日(日)
14:00~. 「緑よ、私の愛する緑」上映(25分) 入場無料
14:40~16:00 松野真知トーク[無料]
トーク終了後drink&sweets timeあります。(参加料;1,000円)
3日間とも展示会場は11:00~18:00オープン
会場;Operation Table
805-0027 北九州市八幡東区東鉄町8-18
https://www.operation-table.com
tel;090-7384-8169 email; info@operation-table.com
朝日新聞文化財団助成事業
■QMAC BUT-BRUT& ART BOOK FAIRのお知らせ
2023年9月16日(土)ー10月15日(日)
金土日 11:00-18:00 オープン
月〜木は予約制(tel;090-7384-8169 email; info@operation-table.com)
Operation Tableでは、次回ご案内する10月のQMACセミナー開催日までのひと月、スキマの展覧会とイベント「 QMAC BUT-BRUT&ART BOOK FAIR」を開催します。
QMAC BUT-BRUT(ブッ飛びブリュット)はQMACコレクションからの主に小さな作品を集めた32作家による77点の展示です。ART BRUTは、「正規の美術教育を受けていない人による芸術」「既存の美術潮流に影響されない表現」などと説明され、また障害者の芸術作品を紹介する名称とされることも多いです。今回のQMAC BUT-BRUTはそういったART BRUTの定義を超えてQMACがART BRUT(生の芸術)と見立てた、既成概念にとらわれずブッ飛び感にあふれる作品群を紹介します。
またギャラリー内はART BOOK FAIRの会場ともなっています。美術史の本や展覧会カタログ、雑誌などがたいへんオトクな価格で並んでいます。冷やかしもOK どうぞご来場ください。
出品作家:青木野枝、牛島智子、内野貴信、オーギカナエ、金森重樹、木村真由美、熊谷晃太、今恵美子、佐々木愛、白川智子、白川昌生、祐成勝枝、祐成政徳、鈴木淳、高木耕一郎、田中奈津子、田中伸枝、友清ちさと、中島真里、中野真典、難波瑞穂、花田智子、原三保子、藤岡祐機、本田明菜、曲梶智恵美、三津木晶、 南椌椌、村田峰紀、 山品聡美、山福朱実、和田千秋 32名77点
■QMACセミナー第34回
福地英臣『神のみぞ知る、マンガと絵画のシンギュラー・ポイント。』
God Only Knows the Singularity Point of Cartoons and Paintings
2023年10月22日(日) 13:00-14:30
参加料;1,000円(トーク終了後 drink&sweets timeあります)
美術を語る論壇において、漫画と絵画との表層の接点について長く指摘されてきたが、具体的に提示される機会は非常に乏しい。今回のセミナーでは、漫画の王様として知られる石ノ森章太郎先生のヒーロー漫画と美術史における未来派の取り組みとを比較検討をする。現代美術家でもあり漫画研究家でもある福地による特異な視点からの考察が絶妙なトークイベント。
■34th QMACセミナー開催記念特別展示
福地英臣+峰松宏徳
『買う前に悩むな!買ってから悩め!!』
Don't worry before you buy! Buy it andthen worry about it!!
2023年10月20日(金)-22日(日) 11:00~18:00 入場無料
朝日新聞文化財団助成事業
アニメや漫画などのポップカルチャーは国内外問わず圧倒的に支持を受け、美術の界隈でも「キャラアート(キャラクターアート)」と称される作品らが、昨今の感性を反映させるアイコンとして機能している。QMACセミナーと同時開催となる本企画では、ポップカルチャーのビジュアルから触発され作品を中心に、絵画のあり方を多様に模索すると同時に、オリジナルやコピーといった表現そのものを取り巻く普遍的な問題についても言及する。
桑山忠明(1932-2023)さんの訃報が届きましたので、お知らせします。8月13日(金)にニューヨークで家族に看取られながらお亡くなりになりました。後日偲ぶ会を計画しているそうです。ご冥福をお祈りします。
桑山忠明追悼展のお知らせ
会場:Marlborough Galley, 545 West 25th Street, New York, NY10001
会期:2023年11月9日 ー 2024年1月12日
初日は午後5時にオープン
8月27日終了の「林檎と蜜柑の数え方」の会場写真と出品作家2名+真武の各エッセイを掲載しました。
33rd QMACセミナー「寺山修司と高松次郎の68/72」真武真喜子(インデペンデント・キュレーター/Operation Table)をご案内します。
2019年の第30回以来、コロナ禍のため中断していましたQMACセミナーを再開いたします。
第31回目となる再開第1弾は、QMACセミナー第0回から17回までに4回ほど「アーサー・ダントを読む」という連続講義をしていただいた黒岩恭介さんにお願いしました。
これに続いて次週は、関西を拠点にアートライターとして活動する藤田千彩さんにおいでいただきます。詳細はこちらをクリック。
※終了した展覧会については、トップ・メニューの【exhibition/・past】にまとめています。
※終了したセミナーについては、トップ・メニューの【event】にまとめています。
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写真家、山本糾さんの「ミシンと蝙蝠傘」です。「ミシンと蝙蝠傘」は2017年Operation Tableで開催された山本糾さんの展覧会タイトルであり、その中心となった出品作でした。印画紙にプリントされたモノクロ写真を屋外に設置する方法をずっと検討して2年が経ったのですが、このたび彫刻家、古賀義浩さんの製作したガラスフレームに入り、設置も古賀さんにやっていただきました。カラフルな素材や筆跡も残る壁画の中に、モノクロームの硬質な写真作品が加わり、外壁ギャラリーも一層バラエティに富んだものになりました。みなさま、通りすがりに、また展覧会やイベントにおいでの機会に、ぜひご覧ください。
山本糾「ミシンと蝙蝠傘」(右図)が仲間入りしたOperation Table外壁右中段
2018年11月23日、Operation Table外壁に新しい作品が加わりました。古賀義浩さんの石板レリーフです。いつもは水平線や山の稜線を思わせる抽象的な1本の線が走っている古賀さんの石板レリーフ、ここでは他の壁作品と同じく、手術台+蝙蝠傘+ミシンをテーマにしているので、手術台から浮き上がったミシンから青い糸の刺繍が縫いだされているような蝙蝠傘をかたどった線、曲線をつなぐために、きちんと並んでいる石板も不連続多方向につながっています。お近くまでいらっしゃる方はぜひお立ち寄りご覧になってください。
11月23日(金)に壁の作品がひとつ新たに設置されます。古賀義浩さんの石板レリーフです。ただ今絶賛制作中なので、まだどんなものになるのか???ですけど、乞うご期待。すでにある壁の作品たちと同じく、手術台とミシン+蝙蝠傘がテーマです。古賀さんが以前から制作発表してきた石板レリーフのタイプの作品となります。公開設置と記念トークをご案内します。
2018年11月23日(金・祝)
13:00 公開設置
14:00 記念トーク 古賀義浩
16:00 レセプション
場所 Operation Table
参加費 500円(レセプションは+1,000円)
古賀義浩さんは2016年に開催された「行雲流水 青木野枝+古賀義浩」@Operation Tableの展覧会アーティストです。
http://operation-table.com/koun.html